留学生の声:台湾大学

台湾留学の体験談を、寄せていただきました。みなさんが感じられた台湾留学の様々な魅力を、ご自身でも体験してみませんか?

その他の大学に留学された方の体験談は、コチラから。

台湾を選んだからこそ出会えた人々icon_new

yukisugawara150150 お名前 ももこ様 年齢(留学時) 22歳 留学校 台湾大学
留学期間 10カ月間 宿泊 大学寮 ビザ種類 留学ビザ

【授業・勉強】
中国語と専門の授業を受けました。台湾大学の留学生は朝・夜の選択制で受けることができる中国語の授業が無料で提供されます。10段階のレベル別授業のため、世界各国の友人と自分の中国語のレベルに合った学習をすることができます。
専門の授業では、政治や農業の授業を履修しました。台湾人とともに授業を中国語で受けるため、課題やテストのときには非常に大変でしたが、台湾の視点から日本のことや世界のことを深く学ぶことができ、有意義な時間を送ることができました。

【台湾での生活】
わたしは大陸の方へは大学入学後に何度も足を運んだことがありますが、台湾へは留学前一度も訪れたことがありませんでした。そのため、到着後からは毎日が新鮮な日々で、1年を通し飽きることなく「台湾」を満喫することができました。
旅行ではないため嫌な面も多々あります。交通事情が悪かったり、空気が汚かったり・・・。9カ月を過ぎたあたりでは焦りからか全体を見渡す余裕がなくなり、早く帰国したいという思いが募りました。しかし帰国してみると、あたたかい人々や美味しくて安いフルーツ、飲み物、ご飯、過ごしやすい治安等、台湾での生活がいかに幸せであったかを思い起こさせるような風景が蘇ってきます。

【大陸との違い】
日本政府による台湾統治時代の影響により、台湾には日本と関係する建物や史料が多くあります。現代でも若者をはじめ多くの台湾人は日本の文化に精通しており、日本人というだけで好意的に接してくれます。特に御年輩の方の中には、日本や日本人に対して特別な感情を持っている方も少なくありません。
大陸では好意的というよりは否定的に接せられることが多かったため、台湾人の私たち日本人に対するあたたかさに、到着したばかりの頃の私は非常に感激しました。「日本人」を抜きにして考えても台湾の方は大陸の方より自己主張が激しくなく、あたたかみがあります。大陸の方もやさしさを持ち合わせていますが、東京と大阪の人付き合い文化が異なるように、台湾は大陸の方とは違う種類の「やさしさ」があるのではないかと思います。
また、言語が大きく異なります。台湾には古来よりある「台湾語」や「客家語」が現在でも尊重されています。中国語も大陸とは訛りが異なり可愛らしい中国語を皆さん話します。文字も簡体字ではなく繁体字であるため、到着した当初は目が疲れました。しかし、日本の旧字体と共通するため、日本人にとっては慣れさえすれば簡体字より書きやすいのではないかと思います。
北京で北京語を学ぶのも魅力的ですが、台湾で北京語とは異なる言語を学ぶのも中国語の多様性を知る上では非常に魅力的な時間を過ごせるのではないかと思います。

【最後に】
私は大学1年生の夏に初めて北京を訪れ、中華文化に感動し中国語の学習を始めました。生活環境や語学の多様性、政治面を考慮し、留学先は敢えて北京ではなく台湾を選びました。台湾は人も食べ物も文化も北京とは大きく異なり、大陸と比較する上では非常に新鮮な日々を送ることができました。台湾を選んだからこそ出会えた人々、知り得た事実等があります。どちらにも良い点・悪い点がありますが、長期間海外生活しながら中国語を習得したいのであれば、迷わず台湾をお勧めします。

ももこ1
・桃園球場にて福原愛さんのサイン入りユニフォームと共に

世界で人脈が広がった!沢山の友人ができた留学生活!!

yukisugawara150150 お名前 ごう様 年齢(留学時) 22歳 留学校 台湾大学
留学期間 1年間 宿泊 大学寮 ビザ種類 留学ビザ

・台湾に留学を決めた理由
大学に入学してから、就職するまでに一度は長期留学を経験してみたいと思っていました。その中で、台湾に決めた留学は二つあります。
一つ目は、中国語を上達させたかったからです。母親が中国人という事もあり、幼い頃から中国語を聴く機会が多かったです。けれども、幼い頃は自分がハーフという事をコンプレックスに感じ、中国語に向き合いませんでした。しかし、大学に入学し、沢山の学生、留学生が第2.3言語を流暢に使うのを目の当たりにして、逆に自分がハーフという特徴を持ちながらも自分の第2言語を使いこなせないギャップに後悔を感じる様になり始めました。そこから、一念発起し自分の第2言語を勉強しようと中国語を勉強できる中国語圏に留学先を絞りました。
二つ目は、中台の関係性と台湾人が思う中国人や台湾文化を直接知ってみたかったからです。
幼い頃に中国に頻繁に行っては、沢山の親戚に会い中国文化や中国人のアイデンティティを感じ、中華料理を食べてきて中国の事は多少は理解していました。逆に、台湾に関しては、テレビで見る親日、バイクが多いや歴史の教科書では、日本が統治していたなどそんな事しか知りませんでした。そこで、もっと中国を理解する為にも、台湾について現地で勉強したいと思い台湾に決めました。

・台湾留学生活
台湾での留学生活では本当に沢山の友人ができました。それは、台湾人のみならずアメリカ、カナダ、メキシコ、オーストラリア、韓国、日本、ドイツ、フランス、インドネシア人、、本当に国際的な友人が沢山できました。台湾に留学に来る外国人は本当に中国語やアジア文化などに興味を持つ人達ばかりで、友達になり易かったです。また、台湾大学自体もグローバル化にかなり力を入れており、各国から沢山の留学生を集めている環境を作っていました。
経済学専攻で、経済学の講義を英語か中国語で受けるのを選べ前期は英語、後期は中国語で受けていました。プレゼンやディスカッションが多く5人程の少人数のチームで準備をしたりと能動的な講義が多かったです。中国語を学べる講義も朝か夜で選べ留学生に対しての講義開設が本当に豊富でした。物価も安く、外食文化なので留学生の友人と頻繁に出掛け交流を深めていました。今でも連絡を取る友人も多く本当に充実した留学生活でした。中国語も格段に上達し、また、台湾文化への理解も深まりました。思っていた以上に親日の方が多く日本の食べ物、アーティスト、観光地の話で盛り上がる事もあり、逆に台湾の事も沢山教えてもらいました。中国に対するイメージや関係性についてどう思うかなど深い所まで聞いたり日本に居ては聞けない事など学びました。
この一年間で本当に台湾が好きになり、帰りの飛行機では号泣してしまいました。更に成長してまた台湾に戻ってきたいと思うようになりました。

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・留学先の友人達と

台湾での生活すべてが私の「青春」となりました。

るなちゃん お名前 るな様 年齢(留学時) 21歳 留学校 台湾大学
留学期間 5カ月間 宿泊 大学寮 ビザ種類 留学ビザ

これまででも、この先も、私にとって人生の中で一番楽しかったと言える時間はこの台湾で過ごした半年間になると思っています。この記事をご覧になっているみなさんにも思い出すだけで思わず笑顔になれるような、そんな素敵な台湾での生活を体験するきっかけに少しでもなれたらいいなと思ってこの記事を書かせていただきます。

このままでは何となく大学生活が終わってしまうなと思っていた大学二年の春頃、留学を経験された先輩方から伺った話や自分の興味から、台湾への留学を決意しました。
留学当初の私は全く中国語が喋れず、中国語専攻の他の留学生の助けがなければ外に出るのも勇気がいるくらいでした。そういった不安からか台湾に到着した初日は日本に帰って家族に会いたいなあなんて心細くなったこともありました。
振り返ってびっくりしたのは初日以降全く寂しいと思うことなく留学を終えたということです。初日以降は寂しいと思う暇もないくらい充実した毎日を過ごしました。

【授業・勉強】
勉強面では、毎朝色んな国から来たクラスメイトと一緒に中国語の授業を受けたり、日本ではあまり進んでいないジェンダーに関する授業を受けることができたり、授業を通して仲良くなった台湾人の学生と言語交換をしたりと、まだ慣れない言語に苦戦しながらもとても新鮮で刺激的な経験を得ることができました。特にジェンダーを取り扱った授業に関しては、まだ日本ではあまり授業として受けられる機会が少ないので、受けることができて本当に良かったと思います。
【台湾での生活】
生活面では、友達と一緒に安くて美味しいお店を探し回って色んな所へご飯を食べに行ったり、街のあちこちにあるドリンクスタンドで飲んでおいしかったドリンクを報告しあったり、大学の本科生の友達にバイクを運転してもらっていろんなところを旅したり…と書き出したらキリがないくらいすべてが目新しくてワクワクするような毎日を送ることができました。
【台湾の人々について】
台湾の人たちは暖かく、みんなみんなとっても柔らかい心を持っているのだと思います。私はセクシャルマイノリティに関しての理解を深めることを目標に台湾への留学を決めましたが、様々な台湾人の話を聞いているうちにそういった柔軟性がマイノリティを受け入れやすい風潮を作り出しているのかなとも感じるようになりました。反面、感情表現がストレートで、恋愛をはじめ話し合いの場に至るまで、自分の意見はしっかりと発信する人たちが多いと感じます。そういう点では同じアジア人ながら日本人とは違った国全体としての性格を持っていて、とても面白さを感じました。また留学先の大学の学生はみんなとてもストイックに勉強に励みながらも部活動に打ち込んだりサークルでの活動に没頭したりとメリハリのある学生生活を送っていて、自分も見習わなくてはととても良い刺激を受けました。
台湾自体の雰囲気も私にはとても合っていて、適度な適当さやいい意味での雑多で活気溢れる街の雰囲気のおかげで、周りの目を必要以上に気にすることなく本当に自然体で生活できたと感じます。時間の流れが緩やかに感じるような、そんな日々でした。
【最後に】
日本で「青春」というと、中学時代や高校時代のイメージが強いと思いますが、私は高校を卒業しても「青春」を感じたことがありませんでした。しかし、夢中で何かを楽しんだり、目新しいものにワクワクを感じたり、時には必死になって勉強したり、と台湾での生活すべてが紛れもなく私の「青春」となりました。よく、台湾へ行った人たちはみんな台湾のことが大好きになって帰ってくると聞いたことがありましたが私も例外なく心から台湾のことが大好きになりました。アナザースカイではないですが、勝手に第二の故郷のように感じるほどです。留学をきっかけに興味を持ったことや、まだまだ伸びしろがある中国語、台湾でできたたくさんの友達などなど、持ち帰ってきたこともたくさんあります。それらをゆっくりと自分のものにしながら台湾と自分の関係を深めていきたいです。

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・台湾で一番思い出に残っている高雄旅行での写真

毎日が新しい発見の連続

yukisugawara150150 お名前 ゆうき様 年齢(留学時) 21歳 留学校 台湾大学
留学期間 5カ月間 宿泊 大学寮 ビザ種類 留学ビザ

学びたいことも目標も特になく、このままなんとなく卒業してなんとなく就職すると思っていた大学三年の夏、たまたま友人の紹介で、日台交流サークルのイベントに参加しました。そこで不思議と台湾に強く興味を持った私は、「卒業前に台湾に長期滞在したい!」と思いたち、大学の交換留学の制度を利用して、翌年の秋から5か月間、台北の国立台湾大学に留学しました。台湾での生活は毎日が新鮮で、新しい発見ばかりでした。しかし、楽しいことばかりではなく、悩んだことや後悔していることもあります。今回は、そんな私の台湾での生活を、飾らず本音で書いてみたいと思います。

◆台湾の好きなところ
台湾といえば、「食べ物が美味しい」、「人が優しい」などというイメージをもっている人が多いと思います。本当にその通りで、私も台湾の食べ物、台湾の人の温かさが大好きです。しかし、私が実際に台湾に住んでみていちばん良かったのは、「自然体でいられること」です。服装や化粧にしても言動にしても、必要以上に飾ったり周囲の目を気にしたりしなくていいような、(もちろん最低限の身だしなみや常識はわきまえますが、)自由でゆるい雰囲気が日本とは少し違うと感じました。台湾での生活は、日本よりも気が楽で、ストレスフリーだったように思います。台湾だけでなく東南アジアなどにも共通する南国気質なのかもしれません。留学前に、「台北は東京とあまり変わらない」という話を少し聞いたことがあり、田舎大好きな私は「ちょっとやだなあ…」と思っていたのですが、実際に台北で生活してみると、モノはたくさん溢れているものの、田舎っぽい人の温かさやゆるい空気感に触れることが多くありました。
ただ、5か月住んでもどうしても慣れなかったことがあります。それは、東北育ちの私には耐え難い蒸し暑さ、そしてゴキブリです…。それまで一度もゴキブリを見たことがなかったのですが、入寮したその日にさっそく部屋で2匹見てしまい、本当に台湾で生活できるのかと本気で不安になりました。留学終盤にはゴキブリを見ても動じなくなったので、大きな成長です(笑)

◆就職と中国語
帰国して間もなく就職活動を始め一段落した今、中国語を勉強していて本当に良かったと、心から思います。英語が得意な学生は意外にたくさんいます。私の中国語はまだまだ日常会話レベルですが、それでも就職活動では想像以上に高く評価していただき、他の学生との差別化をはかることができたと思います。また、最近では多くの日本企業がアジアで事業展開していることもあって、中国語ができる人材がより必要とされてきているようです。これから就職活動をする学生にとっては、中国語の学習経験は非常に有利になるのではないかと思います。
とは言っても、私が中国語を勉強する動機はもともと就職のためではなく、やはり単純に「楽しいから」が一番でした。帰国後も大学の台湾人留学生たちとおしゃべりしたり、台湾のドラマや映画を見たり、ゆるりと中国語を学び続けています。大学を卒業して社会人になっても、中国語や台湾と、なんらかの形で関わりを持ち続けていたいと考えています。

◆留学生活での後悔
台湾は良くも悪くも、日本人にとって非常に居心地がいい場所です。というのも、日本人留学生が多く、日本語を学習している台湾人も多いので、語学に関していえば楽をしようと思えばいくらでもできるのです。私の後悔の一つは、このような環境に甘えてしまい、思ったほど中国語を伸ばせなかったことです。日本語が話せる居心地の良さと、最悪中国語ができなくてもなんとかなるという甘い考えが、ずっと心のどこかにあったのだと思います。留学という限られた貴重な時間を最大限に活かし、もっともっと貪欲に学ぶべきだったと反省しています。このような自分の弱さにも、留学しなければ気づけなかったかもしれないので、社会人になる前に留学することができて良かったと心から思います。

◆最後に
台湾での生活はたった5か月とあっという間でしたが、これまでにない濃密な時間でした。自分と向き合い、それまで気づけなかった弱い心を知ることができたこと。文化の違いに初めは戸惑いながらもなんとか適応し、日本と台湾それぞれの良さを実感できたこと。そして、台湾が大好きになったこと!全てこの5か月の間にあった内面の変化です。
台湾には、知れば知るほど「もっと知りたい」と思わせてくれるような、奥深い魅力があるような気がします。社会人になるまであと半年間、人生のゴールデンウィークとも言えるこの貴重な時間を、また台湾で過ごしたいです。インターンシップ生として様々な経験をさせてくださったPAPAGO遊学村の皆さんをはじめ、台湾で関わった全ての方々に心から感謝します。本当にありがとうございました!

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・大好きな朝ごはん、お気に入りは飯糰    ・台湾一周旅行中、花蓮の北回帰線にて

沢山の挑戦と出会いを通して、大きく成長できた一年!

アイコン お名前 ちぇんちゃー様 年齢(留学時) 21歳 留学校 台湾大学
留学期間 1年間 宿泊 大学寮 ビザ種類 留学ビザ

約1年間の台湾留学を振り返ると、毎日が充実していて本当に夢のような期間でした!

台湾に来た一か月目は、住む場所や学校など、全てが新しい環境でなかなか馴染めず、体調を崩したりして、恥ずかしながらこの頃は両親が恋しくなりました、、(T_T)私は、地元の大学に通っていたので産まれてから一度も両親のもとを離れたことがなかったので、病気になったり、何か困ったことがあれば当り前のように両親に頼っていたことに初めて気づきました。「親って凄いなぁ。」と離れてみてやっと気付けたものです。

振り返ると大変だったのも最初だけで、大学では少しずつ新しい友達もでき、中国語や英語で行われる授業も新鮮でとても楽しかったです。
私が住んでいた台北は、大都会でありながらローカルなごはん屋さんや、夜市、お寺などがたくさんあって、都会特有(?)の息苦しさなどが全く感じられず、とても住みやすい国だなぁ~と思いました(^_^)

また、台湾では言語交換や、サークル、インターンシップ、台湾人の中学生に日本について伝えるプログラムに参加したりと、本当に様々なことにチャレンジすることができました!
もちろん大変なことはたくさんありましたが、私の留学生活が充実して、成長できたのも、挑戦したことを最後までやり遂げ、その中でたくさんの人と出会い、支えられてきたからだと強く実感しています。

台湾でできた友達は、とっっってもフレンドリーで明るく、優しい人ばかりで、日本に帰ってきた今でも、時々「元気~?」とか、「会いたいよ~」とメッセージをくれます。友達になって、長い月日は経たないのに、こんなにも仲良くなれる心の温かい台湾人が私はとても大好きです!
現在、私は留学で学んだ中国語を活かすため、地元の観光地にあるドリンクスタンド屋さんでアルバイトをしています。アルバイトでお金を貯めて、今度は“友達に会いに”台湾に行きたいと思います(^_^)★★

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◇台湾の中で一番好きな 台東♥

台湾での充実した1年間!

150150 お名前 かなこ様 年齢(留学時) 21歳 留学校 台湾大学語学学校
/台湾大学
留学期間 1年間 宿泊 シェアハウス ビザ種類 留学ビザ

台湾での1年間はあっという間に過ぎました。台湾はこの留学前に数回旅行で訪れたことがあり、現地のご飯と台湾人の大らかな気質に惹かれ、今回の留学を決意しました。1年の前半は語学学校で集中的に中国語を学び、後半は台湾大学にて中国語の勉強を継続しつつ、専門授業も履修しました。中国語は0からのスタートだったのですが、語学学校のクラスが7人の少人数制で、先生も単語や熟語を丁寧に説明してくれたので、半年で中国語はとても伸びたと思います。また、外国人のクラスメイトと中国語で話すことで間違いを恐れずに中国語を話せるようになりました。台湾の歌を歌う授業や博物館見学等、様々な活動があったのも良かったです。
台湾に来てすぐに台湾大学のハンドボール部に参加したことも中国語が上達した一つのカギだったと思います。練習が週に3日あったため、現地の学生と触れる時間が多く、教科書には載っていない中国語を身に付けることができました。また、私がチーム全体に指示を出すポジションを担当していたことからゲーム中に使う中国語はすぐに習得し、突発的に中国語を発することができるようになりました。
ハンドボール以外にも、社会人団体のドラゴンボートチームに参加し、台湾三大節の一つである端午の節句の時にドラゴンボートのレースに出場したり、PAPAGO遊学村さんにてインターンシップをさせていただいたり、と日本では体験できないことに挑戦しました。それぞれの場面でも新しい中国語を学ぶことができ、皆さんからたくさんのパワーも頂きました。あまり中国語が上手ではなかった私に関わってくれた方々には非常に感謝をしております。帰国後も中国語の勉強を継続し、また必ず台湾に遊びに行きます。謝謝台灣!

kanako

“人”が好きになりました!

sanrun5150x150 お名前 金指みなみ様 年齢(留学時) 21歳 留学校 台湾大学
留学期間 1年間 宿泊 大学寮 ビザ種類 留学ビザ

1年間の留学を終え東京へ向かう飛行機の中で、この留学体験記を書いています。
前日までは全然実感が湧かなかったのに、1人になった途端、台湾で出会った大好きな人たちの顔を思い浮かべたら、涙が溢れて止まらなくなってしまいました。(隣の日本人観光客らしき姉弟はきっとびっくりしているんだろうな。)
台湾留学で何を得たか。中国語?国際経験?美味しいB級グルメの知識と脂肪?それらはもちろんだけれど、「“人”が大好きになった」、これに勝る収穫はありません。

留学前から知らない人と出会って、自分の知らない世界を見てきた、その人の人生に触れるのがとても好きでした。けれど、外見も性格も、自分に自信が持てず、人と深い関係を持つのを恐れて、いつも上辺だけで付き合ってしまいがち、そんな自分のことが大嫌いでした。

台湾に来てまずカルチャーショックを受けたのは、人への関心の深さでした。日本のような営業スマイルばっちりの店員さんや、礼儀正しいジェントルマンには滅多に出会えないけれど、朝ごはん屋さんのおばさんや通学路を急ぐ高校生、みんな“他人”に対する関心が伝わってくる。彼らにとって、“他人”は“友達になれるかもしれない人”であって、“自分とは関係のない人”では決してありませんでした。
中国語がうまく聞き取れずに怒鳴られたバスの運転手のおじちゃんも、やっとこさ伝えた目的地に近づくと、「ほら、着いたよ。」なんてぶっきらぼうに、でもさっきよりも優しい声でわざわざアナウンスしてくれるし、毎朝コーヒーを買っていた、宿舎の隣のセブンイレブンの朝番のおばさんは、笑顔一つ見せず、面倒臭そうにレジ打ちしているのに、コーヒーを買わない日は「あれ、今日はいらないの?」なんて気にかけてくれる。
そうした小さな、でも心がほっこりする台湾人の優しさに触れる度に、課題が山のように溜まって人生の意味が見出せなくさえなった時も、信じていた元カレに浮気されて絶望のどん底に突き落とされた時も、「台湾ってやっぱりいいな、明日はもうちょっと頑張ろうかな」と気持ちを切り替えられました。

そして自分を大きく変えてくれるきっかけになったのは、留学先・台湾大学での部活動経験でした。中国語がほとんどできなかった私に、英語で真剣に説明をしてくれたことが決め手で入部した、「小海豚MV舞蹈社團(ミュージックビデオカバーダンス部)」。1:部員はほとんど台湾人、2:部の運営や練習は全て中国語、という、中国語の右と左の違いさえよく分かっていなかった自分にはかなり厳しい環境でしたが、激太り防止かつ中国語を鍛えるのに絶好の機会だ、と思い、週末を全て返上して部活動に通いつめました。
最初の1か月は本当に何も喋れず、ひとりぽつねんとしていましたが、ダンスの発表会に向けた宣伝写真を撮る場で初めて仲間と打ち解けられ、そこからぐっと距離が縮まりました。(この時にみんなと仲良くなるきっかけを作ってくれた部員が、4日前から付き合い始めた今の彼氏さんです)

中学・高校の部活動があまり盛んではない台湾は、大学からサークル・部活動を始める場合がほとんど。周りの部員はほぼ全員がダンス初心者でした。小さい頃からずっと運動を続け、習い事や部活動で7年以上のダンス経験もある私は、日本では下手な方だったけれど、彼らの目には本当にダンスが上手な日本人に見えたのか、「Minamiのダンスは本当にかっこよくてセクシーで、ファンになっちゃう」、「Minamiの笑顔が好き」、「Minamiかわいい」なんて褒めまくってくれるのです。
私はいつも自分に自信が持てず、特に外見にコンプレックスを抱えていたので、彼らの誉め言葉にむずむずしてばかりでしたが、お陰で自分に少し自信が持てるようになりました。自分を好きでいられない人間が、身の周りの人を心から好きになれるはずがない、と考え方を変えられたのも、彼らの存在があったからでした。

そんな部活の皆を始め、
家族ぐるみで私のことを気遣ってくれた、台湾人の親友と彼女のご両親、
夏休みの言語学校で出会った、流ちょうな中国語を話す、本当に尊敬できるカナダの友人と、何時間でもおしゃべりに付き合ってくれる努力家の日本人の先輩、
中国語の勉強をどんどん好きにさせてくれた、台湾大学の中国語のクラスの先生、
あまり仕事はしてくれないけれど、どこか憎めないグループワークの留学生メンバー、
私の日本人らしくない性格を気に入ってくれた言語交換のパートナー、
そしてまるで私が本当の娘か妹のようにかわいがってくれ、台湾の魅力と探求心の大切さを教えてくれたインターン先の同僚や上司の方々…
そうした数々の出会いがあって今の私があるから、台湾で出会ったすべての人が、私は本当に大好きです。
大好きな人たちのために、大好きになるであろう人たちともっともっとたくさん出会うために、私はいつでも笑顔が素敵な、出会う人皆を幸せにできる人でありたい。
そんな人生の目標を与えてくれたのも、大好きな人たちのいる世界で生きることが、こんなに楽しくて刺激的なんだと気づかせてくれたのも、台湾留学でした。

目に見える成果も、見えない成果も、短い限られた時間と慣れない環境の中で、どれだけの収穫が得られるか、それは人それぞれだけれど、どんな生活を送っても、自分にしか描けない留学生活のはず。だから留学ってこんなに素敵なものなのかもしれません。

上:ダンス部の発表会
左下:リハーサル  右下:新入部員勧誘
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台湾留学の魅力、留学で得たもの

名前 なっちゃん 年齢(留学時) 21歳 留学校 台湾大学
留学期間 1年間 宿泊 学校寮 ビザ種類 留学ビザ

こんにちは。2016年2月まで国立台湾大学で1年半留学していたものです。
視野が広がる、色んなバックグラウンドを持つ人と触れ合える、言語が身に着く、様々な理由で留学をする人が増えてきています。
同じく留学といっても、国や都市によって全く味の違うものになると思います。
私が感じた、台湾留学の魅力についてまとめてみたいと思います。

まず簡単に「中国語という言語」、それから「台湾という場所」の魅力をリストアップしますと、

中国語の魅力

  • 発音や文法などは難しいが、漢字を使うので単語を覚えやすい
  • できるとアジアでは圧倒的に有利になる

台湾の魅力―日本人に優しい国

  • 日本に関心を持っている人が多い
  • 食事が日本人の口に合う
  • 日本の生活用品はほぼ買える
  • ファッションが比較的に日本と似ている
  • 電圧が日本と同じ
  • 日本人がたくさんいる
  • カルチャーショック少な目
  • 日台交流が盛んでいる

台湾で中国語を勉強するメリット

  • 日本語ができる方、日本語を勉強している方が多いため、言語交換しやすい
  • カルチャーショックが比較的に少ないので初めての留学に適している
  • 台湾人の中国語発音は日本人に優しい
  • 使う漢字が繁体字なので日本人が勉強しやすい

思い当たるものをつらつらと並べてみましたが、書ききれていない魅力はたくさんあるだろうし、あくまでも個人的に感じたものなので、参考程度で見てもらえると嬉しいです。

台湾留学で得たこと

ここからは私個人の話になりますが、1年半の台湾留学で得たことを書いてみたいと思います。

台湾は昔旅行で行ったことがあって、私の中の台湾は食事がおいしい、物価が安い、日本人に優しいくらいのイメージしかありませんでした。実際に留学してみて、住んでみると、台湾にもっと深く触れて、とても味があってやみつきになる場所だと思うようになりました。旅行では決してここまで分からない、台湾の魅力を感じられます。あったかいです。

留学環境について、私が参加したプログラムは、現地の学生と一緒に授業を受けるものだったので、学校で知り合う人はほとんど台湾人でした。それから学校の寮に住んでいたので、どっぷり台湾に浸って現地の人と仲良くすることができました。親日国で知られている台湾なので、確かに若い方は今の日本の文化が大好きな人も多く、お互いに尊重し合えば親切すぎるくらい暖かく接してくれます。甘やかされるだけではなく、勉強に関してはもちろん大変な時もありました。台湾や中国のエリートたちは本当に頭が良くて、中国語でやりあったら当然敵うものではなかったが、やっぱり負けたくないからいい刺激になりました。

留学で一番印象に残ったのは、やはり台湾で出会った人たちです。私が台湾人に対して感じたことは、人と人との距離が近く、とても打ち解けやすく、あったかい。道に迷った時に通りかかった人に訊くと、目的地までの行き方を教えてもらうのは言うまでもなく、「一緒に行きましょうか?」と声かけてくれたことが何回もありました。些細なことではありますが、このような人情味を感じさせることは日々あって、住めば住むほど台湾人の暖かさを感じます。こうして書いていくと台湾が恋しくてたまりませんが、まだまだ文字では表現できない魅力がたくさんあります。

「こんなに日本に関心を向けてくれる国はほかにあるのだろうか」
「日本人にとってこんなに身近に感じることができる国はほかにあるのだろうか」
と、いい意味でも良くない意味でも台湾留学を通じて感じました。

とても日本人に優しくて、温かい環境なので居心地の良さは言うまでもないと思います。でもせっかくの留学なのでただのバケーションにしたらもったいない、留学はなんとなく行くくらいだと、やっぱりあんまり意味はないと思います。何か目的を持って、勉強以外も何か活動する、あるいは明確な研究課題とそこに行ってやらなければいけない理由があると、とてものびのびと充実した留学生活を過ごせると思います。

台湾は、最後まで優しかったです。
ありがとうございました。

 

私が台湾に来た理由

haruka2 お名前 井上はるか 年齢(留学時) 20歳 留学校 台湾大学
留学期間 1年間 宿泊 大学寮 ビザ種類 留学ビザ

私が台湾への留学を決めた2年前から今日までずっと尋ねられることがあります。それは「なんで台湾に留学するの?(したの?)」です。一般的に留学といえばアメリカやイギリス、カナダやオーストラリアなどの英語圏が人気ですし、それ以外ならヨーロッパに留学する人が多いですよね。その中でアジアを、しかも台湾を選ぶ人は大変少ないです。そしてこの質問は台湾人によく聞かれます。私が「中国語を勉強したかったからだよ。」と答えると相手は必ずこう聞き返します。「なんで中国じゃなくて台湾なの?」と。たしかに中国語を勉強するには中国が一番適切ですよね。世界標準の中国語は中国で話されている「普通話」ですし。それでも台湾を選んで留学に来る人は少なくないです。台湾に惹かれている人たちです。

台湾に来てから何度も台湾人のあたたかさに癒され、同時に驚かされます。台湾人と日本人の性格はよく似ていると思います。例をあげると他人に気を使ったり、小さなことでも感謝と謝罪できるところなど。しかし、違うところもあります。それは他人に対する優しさです。日本人は友人や先輩や先生など「知り合い」に対しては非常に優しく、気を使いますが、その一方見知らぬ人には冷たいことがあります。見知らぬ人にいきなり声をかけたり、助けたりするのは意外と恥ずかしかったり怖かったりしますからね。私もそういう中の1人だったのでよくわかります。しかし台湾人はそうではありません。見知らぬ人に対しても分け隔てなく積極的に話しかけたり助けたりします。自分の時間やお金や労力を他人のために惜しまない姿勢に何度となく驚かされます。

例えば、私が駐輪場から自転車を取り出したいけど自転車が多くてなかなか取り出せないでいたときがありました。そんなとき通りかかったお兄さんが「この自転車を取り出したいの?」と言って抱えていた自分の大きな荷物を地面に置いて自転車を取り出してくれました。お礼を言うと笑顔で去って行きました。お兄さんはたぶん私が外国人だとは知りませんでした。台湾人でも外国人でも困っている人がいれば助けるという姿勢。その日は1日中とってもあたたかい気持ちで過ごすことができました。

台湾の魅力は人です。その魅力は旅行でも味わうことができますが、実際に住んでみるともっともっと深く感じることができます。私はそんな台湾の魅力に惹かれた1人であり、一緒に台湾で学んでいる友人たちも同じように台湾に魅せられた人たちです。だから最近では台湾人に「どうして台湾に来たの?」と聞かれると「台湾が好きだからだよ。」と答えています。そうすると相手は絶対嬉しそうに笑います。その笑顔は人柄と同じくらいあたたかいです。

(台湾大学の食堂)taidashitang