台湾ドラマで中国語
台湾ドラマから、気になるセリフを拾って解説しています。スラング、慣用句、成語、日本語との比較、音声と字幕のズレ、文法、社会問題等、様々な角度から中国語の面白さをお伝えします!
●「日中対照用語集(ピンイン付):台湾ドラマの基礎用語」も、どうぞ
6.我和我的四個男人(6)/大根のはずが・・・
何でもないセリフかと思ったら、あれ?あれ?、という展開になることもあります。
(画像はLine TV12-2からお借りしました)
要不要試試看切蘿蔔
大根、切ってみる?
料理の苦手な女の子が、こう声をかけられました。
大根ね。
どんなお料理ができるのかしら?
まさか、ブリ大根じゃないよね?
なんて、思う間もなく、画面が切り替わり、彼女が危うい手つきで、大根を切っている・・・
・・・
・・・
・・・
はずなのに、切っていたのは、これでした!
ニンジンの中国語は、「紅蘿蔔hóng luóbo」。直訳すると「赤い大根」です。
私は、ニンジンを大根の一種だと思ったことはないけれど、中国語では、そうなっちゃうのですね。大根のことを「白蘿蔔bái luóbo」と言うこともあります。
台湾人の同僚たちは、「蘿蔔luóbo」だけでニンジンを表すことはあまりないと言うのですが、このセリフがそのまま放映されているということは、日本人が考えるより、大根とニンジンの垣根が低いということでしょうか。
そして、もうひとつの不思議は、
大量のニンジン!
二人分のはずなのに、これで、どんな料理を作るつもりなのか、かなり気になります。
(2017年10月25日のブログ記事に加筆修正しました)