簡単な例文、見つけてきました。
台湾のSNS、ニュースサイト等から、中国語初心者の方にもわかりやすい例文を拾って、語句や文型の解説をしています。
③:夫婦喧嘩のタネ
今回は、日本のサイトから転載されたニュース記事のタイトルです。
「夫妻最容易為「它」吵架 第一名太實在」
(夫婦喧嘩のタネになりやいのは「あれ」、原因のトップはあまりに現実的)
ちょっと複雑そうに見える文型も、分解して考えると意外に簡単です!
単語
1.夫妻/fū qī/夫婦
2.最/zuì/いちばん~、最も~
3.容易/róng yì/易しい・簡単だ、~しやすい
4.為/wèi/~のために
5.吵架/chǎo jià/(口)喧嘩する
6.第一名/dì yī míng/第一位
7.太/tài/~すぎる
8.實在/shízai/確かだ、着実だ
解説
※緑の文字は中国語、ピンクの文字は日本語を示しています。
(1) 容易
“易しい・簡単だ”という意味の形容詞ですが、<容易+【動詞】>の形で、“~しやすい”という意味にもなります。
(2)<為~+【動詞】>・・・“~のために・・・する”
~の部分には、「その動作で利益を受ける人」「原因」等が入ります。“為”を“~とする、~になる”の意味で使う時は、第二声です。
(3)最
“最も”と訳すこともできますが、それほど硬い言葉ではないので、“一番”という訳語が使えると便利。漢字のイメージに引きずられて、硬い訳語にならないよう、注意が必要です。
例文の前半を直訳すると、「夫婦は”アレ”のために一番喧嘩しやすい」となります。
(4)第~
“第一位”等の”第”も“最”と同じで、いつも“第~”と訳していると硬すぎるので、“~目”という訳し方を覚えると便利。“第一次”は“一回目、初回、最初”、“第一天”は“一日目、初日”のように、文体に合わせて様々な訳語に言いかえられるようになるといいですね。
なお、「第」の後の「一」は、序数なので必ず第一声で読みます。詳細はこちら↓
ちなみに、夫婦喧嘩の原因のトップは、「如何使用金錢/お金の使い方」なんだそうです。