台湾ドラマで中国語

台湾ドラマから、気になるセリフを拾って解説しています。スラング、慣用句、成語、日本語との比較、音声と字幕のズレ、文法、社会問題等、様々な角度から中国語の面白さをお伝えします!

台湾ドラマで中国語、目次

「日中対照用語集(ピンイン付):台湾ドラマの基礎用語」も、どうぞ

1.後菜鳥的燦爛時代/邦題:華麗なる玉子様(4)/今までとは違う

今回は、中国語の日常会話の中にサラッと出てくる四字熟語です。

刮目相看(guā mù xiāng kàn)/新しい目で見る

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(画像は全てLine TVからお借りしました)

也會對我們業三刮目相看
(営業三課がこれまでとは違うっていうことも、わかるはずよ)

中国語の表現を多彩にする四字熟語。日本語で考えると、漢字が並んでいて硬いイメージですが、中国語では日常会話の中で普通に使うものがたくさんあります。

でも、全ての四字熟語が、日常会話で使えるわけではありません。辞書を引けばおおよその意味はわかるのですが、その硬さと柔らかさのバランス、つまり、ネイティヴが普段からよく使うものとそうでないもの、そして年代や立場・キャリアなどによる頻度の違いなどはわかりにくく、自然な使い方をマスターしたいと思うと、なかなか大変です。
だから、こんな現代物のドラマのセリフは、普段使いの四字熟語を見分けるためのよい参考になります。

こんな例もありました。

開門見山(kāi mén jiàn shān)/単刀直入に

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(那我就)開門見山的說囉
(じゃ、早速なんだけど)

母語では、当たり前のように使い分けている話し言葉と書き言葉。外国語でも、それができるようになるには、と考えると気の遠くなるような道のりです。だからこそ、こうして楽しみながらひとつずつマスターできるのは、ちょっと得した気分です。

(2016.10.20のブログ記事に加筆修正しました)