台湾ドラマで中国語
台湾ドラマから、気になるセリフを拾って解説しています。スラング、慣用句、成語、日本語との比較、音声と字幕のズレ、文法、社会問題等、様々な角度から中国語の面白さをお伝えします!
●「日中対照用語集(ピンイン付):台湾ドラマの基礎用語」も、どうぞ
8.稍息立正我愛你(18)/字幕が不自然だと思ったら
字幕にちょっと違和感があると思ったら、音声とは違う言葉に置き換わっていることがあります。この場面もそのひとつ。
(画像はLineTVからお借りしました)
我買了速食店的早餐給妳吃
“速食店”の朝ごはん買って来てあげたよ
「速食店」を直訳すると、「ファーストフードのお店」。でも、実際のセリフがもしこうだと、リアリティがなさ過ぎ。普通は、お店の名前を直接言いますよね。
この場面でも、音声の方は「麥當勞(マクドナルド)」でした。
なぜ、こんなややこしいことをするのかというと、広告規制の問題があるからのようです。
他のドラマでも、次のようにたくさん出てきます。
音声:王子麺(インスタントラーメンの商品名)
字幕:泡麵(インスタントラーメン)
音声:哆啦夢(ドラえもん)
字幕:卡通人物(アニメの登場人物)
でも、いくら字幕から商品名を消しても、画面には色んな商品が不自然なぐらい何度も映し出されているので、あまり意味がないなあと思ってしまいます。
(2018.5.6)