台湾ドラマで中国語

台湾ドラマから、気になるセリフを拾って解説しています。スラング、慣用句、成語、日本語との比較、音声と字幕のズレ、文法、社会問題等、様々な角度から中国語の面白さをお伝えします!

台湾ドラマで中国語、目次

「日中対照用語集(ピンイン付):台湾ドラマの基礎用語」も、どうぞ

6.我和我的四個男人(9)/手がおバカ

 

この主人公は、仕事はできるけど、家事は苦手という設定。その不器用さをこんな言葉で表現しています。

sige9
(Line TV13-5)

我手很笨
私手先が不器用だから

「笨bèn」を頭の中身に使うと「間抜けだ、愚かだ」。これが他の部位の話になると、「上手に動かせないこと」になります。「嘴笨zuǐbèn」ならば「口下手」、この「手笨shǒubèn」は「不器用」です。

「手笨」を直訳すると「手がおバカ」。中国語は、こんなところ容赦ないのですが、自分のことなら、「手先が不器用」より「手がおバカ」を使いたいかも。

「笨鳥先飛bèn niǎo xiān fēi」という四字熟語もありますね。直訳すると、「愚かな鳥は先に飛び立つ」。他人に努力や勤勉さを誉められた時、「自分は他人より能力が劣っているので、何事も早めに取り掛かったり、人一倍努力したりしなければならないのだ」という謙遜の意味で使います。

(2017年11月7日のブログ記事に加筆修正しました)