台湾華語に訳してみよう!
台湾人スタッフと日本人スタッフがディスカッションしながら作り上げた訳文を、翻訳のポイントの解説も添えてご紹介します。
No.1:でたらめで、完璧な食事を、自分のために。(1)
レシピ文化研究家の伊藤尚子さんがお書きになる料理記事は、日本の文化や日本語の特徴がぎゅっと詰まっていてとても素敵な文章なのですが、原文のレベルの高さゆえに、これを中国語に訳すのはかなり難しいのです。
伊藤さんから引用の許可をいただきましたので、少しずつ対訳でご紹介してみます。(写真も伊藤さんのnoteからお借りました)
記事の全文はこちらでご確認ください。
原文
でたらめで注1、完璧な食事を、自分のために。
久しぶりに注2、酷めの風邪を引きました。
いつもなら、喉、鼻、熱と来て注3、病院に行かなくても注4、2,3日で治っていくのに、今回はいきなり咳が出て、しかも熱は出ず、3日目あたりで治るかと思ったら注5再度悪化し……と、結局一週間近く、家に閉じこもることになってしまいました。
(続きます)
解説
注1:この記事では、「でたらめ」が肯定的な意味で使われているので、「胡說八道」「馬馬虎虎」のようなネガティブな意味が強すぎる言葉は使いたくない。
注2:「久しぶりに~した」→「長い間~していない」と言い換えてみる。
注3:「~と来て」→「A,B,Cの順番で」と言い換えてみる。
注4:「たとえ~でも」の呼応形式を使う。
注5:「かと思ったら」の訳は、誤解に気づいた時専用の呼応形式の出番。
参考訳
我「自私」的飲食哲學-隨意注1而完美
好久沒有重感冒了注2。
我的感冒平常都從喉嚨開始,然後鼻子,之後注3發點燒,就算沒去看醫生,2、3天後也注4會自己好。
這次一開始就先咳了起來,也沒發燒。我以為就跟往常一樣,大概3天後就會好了吧。沒想到注5之後病情加重,結果在家裡休息了快一個禮拜才痊癒。
(続きます)
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