中国語会話集
外国語を勉強していると、学んだ中国語を実際に使ってみたくなりますね。でも、時には、教科書で学んだだけでは足りないこともあります。そこで、『台湾人らしい』会話表現にピンインと日本語訳をつけてみました。
1-3.春節②
春節にまつわる会話表現の二回目は、年越しのお料理の話題です。
会話
A:日本人留学生 B:台湾人の友達
漢字 | ピンイン | 日本語 |
A:那一般會做什麼呢? | Nà yìbān huì zuò shéme ne? | じゃあ、普通はどんなことをするの? ★解説1 ★解説2 |
B:除夕那天會大掃除,到了晚上全家一起吃年夜飯。小孩子也是在這一天跟長輩拜年、領壓歲錢的喔! | Chúxì nà tiān huì dàsǎchú, dào le wǎnshàng quánjiā yìqǐ chī niányèfàn. Xiǎoháizǐ yě shì zài zhè yì tiān gēn zhǎngbèi bàinián, lǐng yāsuìqián de ō! | 大晦日には大掃除をして、 ★解説1 ★解説3 夜になったら家族みんなで年越しの料理を食べるよ。子どもたちも、この日は大人に新年の挨拶をして、お年玉をもらうんだよ。 |
A:說到年夜飯,台灣都吃些什麼啊?跟日本的「おせち」差不多嗎? | Shuō dào niányèfàn,Táiwān dōu chī xiē shéme ā? Gēn Rìběn de “osechi” chābùduō mɑ? | 年越しの料理と言うと、★解説4 台湾では何を食べるの?日本のおせち料理みたいなものかな。★解説5 |
B:雖然菜色不同,不過也會使用諧音跟外表感覺很吉利的食材! | Suīrán càisè bùtóng, búguò yě huì shǐyòng xiéyīn gēn wàibiǎo gǎnjué hěn jílì de shícái! | 料理は違うけど、語呂や見た目が縁起の良い食材を使うのは一緒だよ。 ★解説1 |
A:例如呢? | Lìrú ne? | 例えば?★解説2 |
B:蘿蔔的台語是「菜頭」,諧音就是「好彩頭」。水餃因為很像金元寶,所以象徵財源滾滾來。其他還有很多哦! | Luóbo de Táiyǔ shì ”càitáo”, xiéyīn jiù shì ”hǎo cǎitóu”. Shuǐjiǎo yīnwèi hěn xiàng jīnyuánbǎo, suǒyǐ xiàngzhēng cáiyuán gǔngǔn lái. Qítā hái yǒu hěn duō ó! | 大根は台湾語で「菜頭(cài táo)」といって、「好彩頭(縁起がいい)」と発音が似ているんだ。水餃子は元宝(中国で昔使われていたお金)に似ているから、金運の象徴なんだよ。他にもまだまだたくさんあるよ。 |
解説
★1:會
「會」をよく使うのは台湾華語の特徴です。未来のことや繰り返し行われることに対して、「そうなる/するのが普通だ、そういうことになっている」という時によく使いますが、ネイティブでも人によって入れた方がよいかどうかの判断が分かれることもあります。
★2:呢
「呢」の主な使い方には、次の二種類があります。
(1)省略疑問文(話し手と聞き手の間で、質問内容が誤解なく伝わる時)
你呢?(あなたは?)
(2)疑問詞疑問文等、「嗎」がつけられない疑問文の最後につけて口調を和らげる。
你現在在哪裡呢?(今どこにいるの。)
他為什麼不來呢?(彼はどうして来ないの。)
★3:那天
「〇〇の日に」と言いたい時には、「〇〇那天」と言います。〇〇の部分が長い時には、間に「的」を加えます。
我生日那天(私の誕生日に)
他們離開高雄的那天(彼らが高雄を離れた日に)
★4:說到〇〇
他の人の話の中に出てきた言葉を取り上げて、別の話題につなげたい時に使います。「〇〇と言えば」。
★5:差不多
教科書や辞書の発音は、中国普通話と同じ「chàbùduō」と書かれていることが多いのですが、台湾の人たちは「 chābùduō」と発音することの方が多いようです。