入門・初級中国語の教材と資料(繁体字)

日本人の方にとってわかりにくい発音のコツや中国語の勉強方法を、日本語で丁寧に解説する通信講座もあります。お問い合わせはコチラから。

発音

「中国語の発音は難しい」という誤解は、次の二種類の学習・練習がごちゃ混ぜになっているところから、生まれています。

【A.知識】学習して覚えること。先生がいなくても、音を聞けなくても、できること。
【B.テクニック】先生やCD等の正しい発音を聞いて練習し、身につけること。

 

まず、このサイトで【A.知識】を整理し、動画教材で【B.テクニック】を身に着ける。

そんな勉強方法を想定した、PAPAGO遊学村オリジナルの発音教材です!(教材、動画、順次追加中!)

1-1.声調の基本練習 1-2.声調記号をつける位置 1-3.変調、徹底攻略! 1-4.軽声、徹底攻略!

2-1.母音練習表 2-2.母音の読み分け、徹底攻略

3-1.子音練習表 3-2.子音一覧表を覚えよう! 

4.注音符号

5.音節表

★便利ツール

中国語学習音節表(大阪大学)

BITEX中国語(簡体字/単語の発音が聞けます)

1-1.声調の基本練習

まずは、音を忘れた時に思い出すためのヒント(赤で囲んだ部分)を覚えましょう!

shengdiao

母音・子音と組み合わせたり、二音節、三音節、文と言葉が長くなったりすると、覚えたはずの声調で混乱することもあります。そんな時も、このヒントの日本語を口に出してみれが、びっくりするほど、うまくいきますよ!

 

聞いた音が、第何声かわからない時も、この「イー、エェ?、アーア、マァ」を声に出して、聞いた中国語の音が、どれに近いか、考えてみます。

では、音声を聞きながら、練習してみましょう!

第三声は、要注意!

①基本は「低い音」。mǎのvの記号に惑わされないように!

②第三声の後ろに他の音が続くと声調が変わります(変調)

1-2.声調記号をつける位置

① 母音の上:bā  rén
② 母音が複数ある場合の優先順位はa>o,e>i,u,ü(口が一番大きく開くところ):ài  sōu
③ iとuが並んでいたら、後ろにある方:xiū duǐ
④ iにつける時は、上の・をとって:ī í ǐ ì

では、動画を見ながら練習してみましょう!

 

1-3.変調、徹底攻略!

変調のルールと練習

1-4.軽声、徹底攻略!

軽声のルールと練習

 

2-1.母音練習表

【単母音】

a o e i
(yi)
u
(wu)
ü
(yu)
er
第一声 ā ō ē ī ū ǖ ēr
第二声 á ó é í ú ǘ ér
第三声 ǎ ǒ ě ǐ ǔ ǚ ěr
第四声 à ò è ì ù ǜ èr

 

【複合母音】※単母音の場合とは発音が異なる

ai ei ao ou ia
(ya)
ie
(ye)
ua
(wa)
uo
(wo)
üe
(yue)
iao
(yao)
iou
(you)
uai
(wai)
uei
(wei)

 

 

【鼻音つきの母音】※単母音の場合とは発音が異なる

-n an en ian
(yan)
in
(yin)
uan
(wan)
uen
(wen)
üan
(yuan)
ün
(yun)
-ng ang eng iang
(yang)
ing
(ying)
uang
(wang)
ueng
(weng)
ong iong
(yong)

 

nとngで悩んでいるあなたへ(1) (2)

yとwを中国語らしく読むために(1) (2) (3)

 

2-2.母音の読みわけ、徹底攻略

母音の読み分け、徹底攻略

 

 

3-1.子音練習表

無気音 有気音 それ以外
唇音 b(o) p(o) m(o) f(o)
舌尖音 d(e) t(e) n(e) l(e)
舌根音 g(e) k(e) h(e)
舌面音 j(i) q(i) x(i)
そり舌音 zh(i) ch(i) sh(i) r(i)
舌歯音 z(i) c(i) s(i)

 

3-2.子音一覧表を覚えよう!

英語なら「abc」から。日本語なら「あいうえお」から。中国語は「bo,po,mo,fo」から。
でも、中国語を勉強している人で、この子音一覧表を覚えたことがある人って、意外に少ないのです。先生に、「覚えなさい」と言われたことがない人も結構います。

でも、この21音のつづりと発音を覚えずに中国語が話せるようになりたい、と言うのは、ひらがな50音の読み書きができないのに、日本語を話せるようになりたい、と言うようなもの。たった21音しかないのですから、ちょっとだけ時間をとってつづりと音を覚えてしましましょう。

覚え方のコツは、少しずつスピードアップしながら、連続で発音する練習をすること。

動画では、「1音ずつ→1行ずつ→2行ずつ→3行ずつ→6行全部」と段階を追って覚える練習方法をご紹介しています。

 

発音練習と合わせて、下の白紙の表を埋める練習もしてみましょう!bo,po,mo,fo・・・という21音のつづりを覚えるだけなら、必要な時間はおそらく30分もあれば充分でしょう。この表が簡単に埋められるようになってから発音練習をすれば、綴りと音の関係を把握しやすいから、結局近道なのです。

【練習用】

無気音 有気音 それ以外
唇音
舌尖音
舌根音
舌面音
そり舌音
舌歯音

 

では、動画につけて練習です。つづりを思い浮かべながら、発音してみましょう。

 

4.注音符号

ピインと注音の対応表

注音とピンインの置き換え練習(オンラインドリル)

ピンイン+注音符号」を目指す人のための注音入門講座

 

5.音節表

onsetsuhyo

中国語の音節表は、発音の地図。発音の規則を体系立てて覚えるためには、とても大切なツールなのです。

でも、たくさんの音節がずらりと並んだ一覧表を見るだけで、ちょっとひるんでしまう人もいるかもしれませんね。そこで、発音のポイントをわかりやすく色分けして示した音節表を作成してみました。詳しい説明ページへのリンクもあります。

 中国語音節表(オンライン版)